喉頭がんは、初期症状が分かりやすい癌のひとつですが、自覚症状が出る前に、早期発見と、早期治療はがん治療の最善の治療法です

医者がすすめる専門医 喉頭がん

喉頭がんは比較的早く見つかることが多いので、ガンが小さいうちに発見できれば、大きな手術を受けなくてもよい場合がほとんどです。小さなガンに限っては、放射線療法を受けることによって、手術をしなくても治すことが可能です。すべての小さな喉頭ガンが手術をしなくても治せるわけではありませんが、治る確率は非常に高いです。治療をしても普通に喋ることができますし、放射線治療を使えば、喉頭を切らなくても済むため、声が残るという長所があります。しかし、声のかれは必ずしも良くなるとは限りません。しかし、日常生活に支障が出るほど声が出なくなることは、まれなケースです。しかし、半年〜一年くらい放置しておくと、大きなガンに発育して、転移してしまうことがあります。大きくなってしまった喉頭ガンの場合、喉頭を切除する手術が必要になってしまいます。喉頭を切除してしまうと、元のように声を出すことができなくなります。手術後に声を出すようにする方法がないため、手術をしなくて済むように早期発見、早期治療が必要です。50歳以上の男性で、声がかれ始めて１ヶ月以上続いている人の中では、高い確率（１％前後）で喉頭ガンが見つかります。ガンのできる場所や、その進み具合によって治療法が異なってきます。小さいうちに発見して早期に治療を始めれば、治りやすいガンです。声がかれるような症状のある人は、早めに専門医（耳鼻科など）の診断を受けましょう